3Dプリンターの材料って安全なの!?

3月 14th, 2014

 

今回は、3Dプリンターで使用するフィラメントの安全性についてまとめてみたいと思います。

紙を印刷する通常の2Dプリンターでは、これまでインクが安全かどうかなんて、ほとんど意識せずに使っている方がほとんどだと思います。国産ブランドのなせる業ということでしょうか。純正を使わずに汎用インクを使用する際は、価格と発色性などの品質とを天秤にかけてどちらかを使うか検討するのが一般的でしょう。

3Dプリンターも、同じく純正品と汎用品があります。価格的には言うまでもなく、汎用品の方が安いですが、安全性については不明な点が多いのもこの汎用品です。

3Dプリンターの大手の3Dsystems及びMakerBot Industries(Stratasys傘下)のローエンドプリンター用材料の安全性はどうなのか確認してみました。

3Dsystems  Cube2用フィラメント  

まず、3DsystemsのCube2用材料ですが、こちらは、HMISという指標を使って安全性を評価しているようです。危険度は、0~4までの評価で、数字が低いほど、安全性が高いという評価のようです。健康(Health)、物理的危険性(Physical Hazards: 火災などの危険性かと思われます)については危険度が0と評価されています。項目の中では、唯一、1という評価になっているのが、燃焼性(Flammability)でした。ただし、ここでは、ゼロ=危険度ゼロという意味ではなく、この指標上、最も低いという意味のようです。

vol4-2

MakerBot Industries  Replicator用フィラメント

MakerBot IndustriesのReplicatorに使用される材料については、メーカ公表値では、健康への影響、環境への影響、物理的影響等いずれも、なし、ということになっています。

 vol4-3

いずれも、安全性については、特に問題ないようですが、例えば、目に入ったりした場合は、すみやかに、大量の水で洗い流し、医師に相談することを推奨しています。また、対食品という意味では、使用を推奨していないということでした。というのも、食品用に使用される材料については、米国の場合は、FDA(Food and Drug Administration: 食品医薬品局)からの認可を受ける必要があり、これについての認可は取得していないとのことでした。

汎用フィラメントを使用される場合は、このあたりの安全性を確認してから使うのがいいと思います。2Dのプリンター用のインクと違い、200度以上の温度で樹脂を溶かして使う為、インクに比べ注意する点が多いでしょう。

 


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